正官庄紅参精は他の商品と比べても、豊富に含まれているサポニンの量が自慢です。
今回は、その違いの理由を探ってみましょう。
韓国産高麗人参の「6年根」
高麗人参はその栽培年数によって含まれる人参サポニンの量が違ってきます。
高麗人参の栽培はとても時間がかかり、植えて3~4年経っても親指ぐらいの太さにしかなりません。
5~6年経つと急速に根が太くなり、6年根になると含まれる人参サポニンもピークに達します。
そのまま植え続けて7~8年経つと、逆に人参サポニンの量はだんだんと減ってしまうのです。
そのため、人参サポニンの量が最も多いのが「6年根」なのです。
正官庄紅参精は人参サポニン量が最も多い「6年根」だけを使用しています。
加工法が「紅参」
高麗人参の加工法には「紅参」と「白参」があります。
紅参は高麗人参の6年根を皮がついたまま蒸すか煮るかした後、乾燥させたものです。
皮をそのまま使う加工法ですが、ここにポイントがあります。
というのも、人参サポニンは皮と本体の間に多く含まれているのです。
だから「紅参」を使っている正官庄紅参精にはサポニンがタップリ含まれています。
使用する高麗人参の部位
同じ1本の高麗人参であっても、その部位によって含まれるサポニンの量は違ってきます。
高麗人参の部位は「脳頭(枝と葉の部分が枯れた後)」「胴体(高麗人参の中心)」「足(通常2~5本)」「尾体(毛根ともよばれる部分)」に分かれます。
正官庄紅参精ロイヤルは、高麗人参の中心であり人参サポニンを豊富に含む「胴体のみを使用」しています。
またその他の商品についても「胴体:75%、尾体:25%」と使用する高麗人参の部位にこだわっているのです。
高麗人参の有用成分をじっくり抽出する「水抽出法」
材料となる高麗人参にどんなにサポニンが含まれていても、それを100%活かすことができなければ意味がありません。
正官庄紅参精はとても手間のかかる「水抽出法」で高麗人参の有用成分をじっくりと抽出しています。
多くのメーカーでは高麗人参の抽出法として「アルコール抽出法」を採用しています。
アルコール抽出法は短時間で抽出できる方法であるため、生産効率を上げることができます。
利益を追求するメーカーとしては当然の選択といえるでしょう。
しかしアルコール抽出法は時間が短いため有用成分のすべてを抽出することはできません。
その点水抽出法は時間と手間はかかりますが、紅参に含まれているサポニンを始めとした貴重な成分を余すところなく抽出できます。